販売は「売ること」から「楽しさの共有」へ。
会社の枠を超えてファッションの魅力を発信してほしい
「声にならないご要望」まで汲む。
EC時代に問われる店舗の接客品質
「自分では選ばない商品だけどすごく気に入った」「新しい自分と出会えた」と感じていただける、レベルの高い接客を目指しています。
店舗は、お客様とリアルなコミュニケーションが取れる貴重な場。販売スタッフの接客がブランド全体のイメージにつながります。それだけに、販売スタッフには「お客様本位」を徹底してほしい。ECで簡単に商品が買える時代にも関わらず、店舗にいらっしゃるお客様には理由があるはずです。ファッションのプロからのアドバイスがほしい。微妙な素材感やシルエットまで確かめて、自分にピッタリの商品を選びたい。これからの店舗販売には、こうしたお客様の「声にならないご要望」まで汲んだ接客が求められるでしょう。
それと同じくらい大切なのが、「ファッションって楽しい」という気持ちを全身で表現すること。お客様が新しい服を手に取ってワクワクする気持ちに、心から共感してほしいのです。自分が好きなファッションを楽しみ、そのままの熱量で提案したり、SNSで発信したりする。「売ること」よりも「楽しさの共有」を目的とする販売がスタンダードになれば、会社の枠を超えて業界全体の利益にもつながると思っています。