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MARK STYLER マークスタイラー

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社員インタビュー

Yuka
Nishibu
no.29

自信を持って「かわいい」と言える商品を。 愛あるものづくりでMARK STYLERを盛り上げたい

Yuka Nishibu
Ungrid事業部 企画部
2013年入社

ストーリーづくりからラフ描き、サンプルのチェックまで。 入社して知った「企画」という仕事の幅広さ

ODMメーカーの企画職として2年ほど働いたあと、MARK STYLERに入社しました。アパレルのデザイナーになるのは昔からの夢でしたし、個人的にもUngridが好きだったので、うれしかったですね。

入社して驚いたのは企画職が担当する業務の幅広さ。この商品をどういうふうにお客様に届けるかというストーリーを練って、そこから企画を立てる。企画がまとまったら具体的なイメージにまで落とし込んで、商品化まで持っていく――。こうした一連の流れが企画職の仕事で、いわゆる“デザイン”はその中のほんの一部だということを知りました。

日々の業務として多いのは、商品企画、サンプルチェック、取引先との打ち合わせの3つです。商品企画では、時流や季節に合わせたテーマを軸に、お客様の行動パターンに沿ったストーリーをつくります。3月なら入学式や卒業式に着ていけるような、リネンのセットアップのジャケットを作ろうか。5月はゴールデンウィークがあるから、レジャーに着たいリラックス感のある柄や素材のシャツを提案しようか……といった感じです。
企画ができたら、その情報をもとに具体的なイメージに落とし込み、手描きでデザインのラフを描いていきます。ラフの描き進め方は商品によってさまざまで、ラフの段階で着地までがはっきり見えていることもあれば、迷いながら修正をくり返していくうちに、だんだん形が見えてくることもありますね。
ラフが完成したら、商品部で検討をし、ODMメーカーと打ち合わせをして、イメージを形にしていきます。ODMメーカーではパタンナーに型紙に起こしてもらったり、模様や柄がある商品のときは、グラフィッカーにシミュレーションを起こしてもらいながら、3ヶ月くらいかけてサンプルをつくります。サンプルが上がってきたら、すぐにチェック。問題がなければ次の段階に入ります。

すべての判断の軸は、自分が「かわいい」と思える仕上がりかどうか。MARK STYLERは作り手の思いや生産の過程を大事にする会社で、そこに共感してくださるお客様も多いんです。だから私も作り手の1人として、お客様に自信を持って語れるだけのものづくりへの思いと、商品に対する愛を持っていたいと思っています。

ブレない自分軸と、他人の意見を受け入れる柔軟性。 どちらも大事だからこそ、バランスがむずかしい

これまでに企画したなかでも特に印象的だったのは「スリットワイドパーカー」という商品です。ずっと「こういう服が作りたい」と思っていたイメージが形になった商品で、見た目はもちろん着心地にまでこだわり、生地からオリジナルで作りました。今では低価格の類似商品も出ていますが、それでもうちの商品を選んでくださるお客様が多く、もう10万枚以上売り上げている大ヒットアイテムになりました。
生地はスウェットだから厚めだけど、軽くしたい。ゆったりとしたシルエットだけど、単にボーイッシュな仕上がりではなく、かわいらしさも残したい。試行錯誤の末、生地の編み方を工夫して、表は密度を詰め、裏は少し透かしてもらうことで、軽さとやわらかい風合いを実現しました。サイドにスリットを入れ、フードを大きめにすることで、カジュアルだけどかわいく見えるシルエットに仕上がったと思います。

各仕入れ先様と仕事をするときは、熱意をもってコミュニケーションを取ることを大事にしています。「これまでにないような良い商品をつくりたい」と思うと、ときにはむずかしい要望を出してしまい、ODMメーカーに渋られることもあるんです。生産のプロであるODMメーカーが渋るには、それなりの理由があるはずです。でも、理想の商品をつくるには、そこを突破しなければならないこともある。そんなとき、デザイナーの「いいものをつくりたい」という熱意が伝われば、仕入れ先様もいっしょに突破しようと汗をかいてくれると実感しています。

「こうしたい」という強い自分軸と、相手の意見を取り入れる柔軟性。お客様に対しても仕入れ先様に対しても、そのバランスが大切であり、同時にむずかしいところですね。自分が「かわいい」と思うものを作ることが大事だけど、お客様目線も忘れてはいけない。熱意をもって仕入れ先様を説得することも必要だけど、意見を聞き入れることも大切。個性のある商品づくりをしたいけれど、トレンドも取り入れたい。その比率には答えがなく、バランスの取り方に悩むことも少なくありません。それでもこの仕事を続けてきたのは、やっぱり服が好きだし、MARK STYLERが好きだから。Ungridの服を着るだけで元気が出るし、なんだかうれしくなるんです。自分もお客様にそう思ってもらえるような服を作りたいという思いがあるから、ここまでがんばってこられたんだと思います。

センスよりも、努力と探求心。 1を10、100にする力で時代をリードする企画職に

やりがいを感じるのは、たくさんのお客様に商品が届いたのがわかった瞬間です。今はSNSがあるから、お客様の反応をリアルタイムで知れるのがいいですよね。私が企画した商品を着て、お友だちと遊びに行ってくださっていたり。大事なイベントの衣装に選んでくださっていたり。お客様の楽しい時間、思い出の一場面を盛り上げることができたと思うと、なんとも言えずうれしい気持ちになります。

企画職というと「センス勝負」のイメージがあるかもしれませんが、そればかりではないと思うんです。それよりも大切なのは、アンテナを高く張って、気になったことをどんどん掘り下げていく探求心。私も特にずば抜けたセンスやスキルがあったわけではなく、服が好きだという気持ちからこの業界に入り、必要なことを探求していった先に、今の仕事がありました。だから、最初から「センスがないからダメだ」とあきらめる必要はないと思いますよ。

企画やデザインって、0から1を生み出すことだけじゃない。すでにあるものをよりよく表現することも、立派な才能だと思うんです。1を10に、100に、1000にしていける力。それは素質というよりも、探求心や向上心、日々の小さな努力の積み重ねの賜物ではないでしょうか。努力といっても、特別なことではないんですよ。私がしていることと言ったら、色や風合いが気に入った生地を買ってきて手ざわりを確かめたり、グラデーションが美しい雑貨を眺めたり。そういう趣味の延長のようなことが少しずつインプットされていって、仕事に役立っているのを感じます。

今は、Ungridというブランドの成長が著しい時期。また、MARK STYLERという会社全体としても、新しい生活様式に合わせた挑戦をしているところです。デザイナーのトップとして、それを支えていけるような存在になりたいですね。アパレル業界は厳しい、厳しいと言われている昨今ですが、ファッション用のマスクや自宅用のリラックスウェア、リモートワークに映える明るいカラーの服などは、売上が伸びていたりもするんです。どんなにむずかしい状況でも、突破口はある。その突破口を見つけ出せるのが、これからの時代に重宝される企画職、デザイナーだと感じています。そんな代わりの利かない人材を目指したい方、ぜひMARK STYLERで切磋琢磨しましょう。

1日のスケジュール

schedule
09:30

出社・朝礼

出社するとまず事業部での朝礼があり、その日のスケジュールや売上を報告します。他部署に依頼すべきことがあれば、このタイミングで依頼することもあります。

10:00

メールチェック

ODMメーカーからの問い合わせや質問にお答えしています。その日の打ち合わせの時間調整などもこのときに行います。

12:00

昼食

正午になったら60分の休憩をとり、昼食をとります。仕事のリズムを作るために、忙しくてもこの時間には休憩に入るように心がけています。休憩時間はリフレッシュの時間。心身ともに仕事から離れ、同僚とたわいもない話を楽しんだりしています。

13:00

ODMメーカーとの商談

午後はODMメーカーとの商談をしていることが多いです。3~5社くらいの訪問があり、サンプルのチェックや付属の確認などを行っています。

16:00

サンプルのチェック、デスクワーク

社内でできるサンプルのチェックや、他部署から依頼を受けている業務をこなしています。量産進行に出したものとサンプルの付属を見比べ、遜色がないかどうかを確認しています。同じ仕様で発注しても、よく見ると布の色や模様がイメージと微妙に違っていることもあるので、細かいところまで何度もチェックします。

18:30

帰宅

その日のタスクを確認し、翌日の業務の準備を終えたら退社します。